AppleとGoogleはすごい

今更だが、改めて思った。何がすごいって、「(他社への)選択肢を考える暇を与えてくれない」こと。


Appleについては、ipodiPhoneだけでもうすごい。itune+ipodの便利さ&快適に感激しているところにすかさずiPhoneを投入してきたり、と思ったらMacBook AiriTVで「私達の考える未来像はこうですよ」とガツンと来る。単純な私の頭はもう、次の携帯電話はiPhoneで8割がた決定しているし(先日紹介した巻き取り式端末の登場で、少し揺らいでるけど)、光学式メディアはもういらないかなと思ってしまっている。


Googleについては、何と言っても検索機能。検索精度がどうとかフィルタリングがどうとかなんて、素人の私には正直なところどうでもいい。速くてシンプルなのが素晴らしい。Googleマップは大そう重宝しているし、Googleニュースも見やすくていい。Gmailを使い始めてから、他社のフリーメールをめっきり使わなくなった。しかしあれだな、こうして各種サービスを見てみると、Googleのコンセプトの一つは「速くてシンプル」なのかな。


早い段階でYouTubeを買収したのも、今考えてみると英断だなあと思う。16億5,000万ドルという、べらぼうな金額での買収に、当時はいたく首をかしげたものだ。Appleとの提携によるipodiPhoneiTVでの展開戦略に加え、先日ドコモの携帯端末でもYouTubeを見られるようになった。モバイル通信速度は、これからますます向上していくだろうし、他キャリアのYouTube対応も時間の問題だろう。確かWiiでもYouTube見れるんだよね。既存のテレビ業界は、このたった一つの企業のせいで、戦々恐々としているのではないだろうかと想像している。


両社とも、次々と「当たり前」を作り出していき、既存のモノを「時代遅れ」にさせてしまう。息もつかせぬスピードで。こういった会社は見ていて気持ちが良いし、どんどん応援したくなる。反面、両社が日本発の企業でないことに、少し寂しさを感じる。なんで日本でこういう企業が生まれないんだろう。日本の閉鎖的な土壌のせいか、はたまたこの二社が別次元なだけか。


長くなってしまったけれど、要するに何が言いたいかというと、国産もっと頑張れってことです。愛国心とやらに疎い私みたいな日本人は、簡単に面白い企業についていっちゃいますよ。