ワーキングプア


ワーキングプア」、この前NHKで特集もやっていたし、日本でも随分メジャーな言葉になりつつあるのかもしれない。もし「ワーキングプア??」ってな方がいらしたら、はてなのキーワード解説や下記に記載したリンクをご参照下さい。


今日は“想”のカテゴリもつけさせてもらった通り、簡単な感想程度に留めておくけれど、英語圏で生まれたこの言葉は、あちら(特に米国)では、人種差別問題や(最近では)移民問題と関連させて語られる事が多いと聞きます。そういった問題と縁遠い日本では、専らフリーター・ホームレス・農業従事者に関連させ色々と論議されているようですね。


個人的な感想としては、その「ワーキングプア」とゆう状態を甘んじて受け、それでも人生を楽しんでやっておられる方々にとっては、大した問題ではないと思う。資産が何億何兆あったって、塀の中にいたり裁判やら何やらで不自由な生活を送っておられる方々もいるだろうし、年商何億とかのスーパービジネスマンだって、働くばかりで自由になる時間が全くない方だっているかもしれない。色んなシガラミや責任が面倒で、赤木しげるのように着の身着のまま生きるのをモットーとしている方には共感するし、そうやって生きられる方は羨ましいなとも思う。


しかし、図らずともワーキングプアの状態になってしまった方々、「こんなはずではなかった」と頭を抱えてしまう方々にとっては、大きな問題だろう。そういった方々について言及するのは、勉強不足もあり偉そうに言及はできなそうなので、ここでは差し控えさせていただきます。


私個人はと言えば、赤木しげるのような着の身着のまま人生に憧れつつも、世間体や貧困の恐怖や安定からの踏み外しが怖くて、色んな恩恵を投げ出せるだけの勇気がなくて、何だかんだ言いつつもサラリーマンをやっております。おそらくこれからも、何だかんだ言いつつもサラリーマンをやっているような気がします。この美しく泥臭い、平坦な戦場の中で。


・・・なんでこんな事を語り出したのかとゆうと、明日から久しぶりの仕事なので、色々言ってゴネているだけなのです。手術・入院の為とはいえ、12日間も休んだのは本当に何年ぶりか分からない。高校時も、大学時も働き続けていた事を考えると、もしかしたら高校一年生になる前の最後の春休み以来かもしれない、約半月も何もしなかったのは。術後の痛みに苦しんだ期間だったけれど、振り返ってみれば限りなく贅沢な期間でした。