ただ望んでいるばかり


あるライオンが「絶滅寸前のシマウマを保護しよう!」と、サバンナの動物達を集めて力説していた。このままではサバンナからシマウマがいなくなってしまう、と。しかし、召集されたチーターも、ハイエナも、ゾウも、オオアリクイも、カバも、キリンも、皆が一斉に同じ事を思ったという。「あれだけシマウマを食っていたおめえが言うんじゃねえ」と。


独身貴族を満喫して、行き当たりばったり好きなように生きていたキリギリスが、来月結婚予定の働きアリに切々と説いたという。結婚の大変さを、人生設計の大切さを、子供の可愛さを。働きアリは、尤もらしく頷きながらこう思ったという。「そんな生活をしているおめえが言うんじゃねえ」と。


唐突にこんなことを言い出してしまいましたが、何が言いたかったかとゆうと、要するに「おめえが言うんじゃねえ」と言う事を言いたかったのです、自分に対して。結婚に対して、家族に対して、逃げまくって恐れ戦いてさえいる人間が、どうして他人の結婚についてどうこう言えようか。これから、自分のリングネームを「MR.棚に上げて」にしてみようかな。


土曜日なんて来るわけないと、本気で思う。どこまで行っても、ただ迷っているばかりだ。syrup16gの歌が、五十嵐さんの声が、綿100%のテーブルクロスにこぼしたコーヒーのように、すっと優しく心に沁み込んでいく。


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追記。SHIBUYA-AX行きたかったです。