お笑いブームの終息が感じられる今日この頃

この四月の番組改編で、既にいくつかのお笑い番組がその煽りを受け、おそらくその流れは今年度〜来年度にかけてある程度顕著に見られると思うのですが。私は批評家ではないので大したコトは語れませんが、いちお笑いファンとして、今回のお笑いブームについての感想を少しだけ残させてもらいます。


まず、ごく単純に「今回のお笑いブームはどうだったかなあ」と考えたとき、「良かった。楽しかった。」といった類の肯定的な答えを素直に出すことができる。タカアンドトシブラックマヨネーズなど、こんなブームでもなけりゃ、なかなか全国区として名前を売り出すのが難しいだろうなあと思われるような上質コンビも、けっこう見る事ができたし、「そういう方向から攻めてくるか!」と思わず唸ってしまうような芸人さんに出くわす事もできたし、何より、自宅で手軽に漫才やコントを楽しめる機会に恵まれた。お笑いファンとしては実りある期間だったと思う。


個人的に一番嬉しかったのは、ドラマ「タイガー&ドラゴン」によって、ほんの少しだったかもしれないけれど落語が脚光を浴びてくれたことだ。このドラマの存在も、お笑いブームとゆう世の流れがなかったらどうだったのだろうと思うと、本当にありがたいなあと感じる。


・・・さて、マスコミさんや仕掛人の方々、次は何を流行らせようとしてくれるのか(そもそも本当にお笑いブームが終息してしまうかさえ分からないけれど)。やっぱスポーツかドラマかな。テレビにて入手できるお笑いが少なくなってしまったら、演芸場やライブに通わにゃならんのかな、でも今は学生の時みたいに時間がたんまりあるわけではないから、そうゆうの難しそうだしどうしようかなあなどと、今から気の早い心配をしとります。