古舘伊知郎に学ぶ話術

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本文中にも出てくる「イイ意味で」という言葉。この言葉の意味が未だに理解できない。例えば本文中の「イイ意味で殴ったのですね?」という古舘氏の言葉。もっと適切な日本語で表現するのであれば、この場面では「制裁を与えた」あるいは「反撃した」といった言葉が適切かなと思う。言葉での表現に対する怠慢としか思えない。「イイ意味で」と言ったほうが、当たりが柔らかい感じがして好ましい気持ちは分かるけれど、どうもしっくりこない。


同じように怠慢に感じる言葉としては、「ある意味」「逆に」「〜というかたち」の三つが思い当たる。誠に残念なことに、ビジネスにおいてもこういった類の言葉を平然と乱用している人は少なからずいて、なんだかなあと思う。まだ社会人ではなくて、こういった類の言葉が口癖になっている方は、早めに修正しておいたほうがいいかも。無駄に軽く見られるのは勿体ないですからね。