ウサギとカメ

最近の運動会では、順位をつけないようにしている学校もあるらしいよー、なんて話をしていた。(運動会に出席できる機会なんてないので)聞いただけの話によると、例えば50M走。ゴールしても一等二等など書いてある旗はなく、一等の子も三等の子もみんな同じところに集合させられる。んで、配られるリボンにも順位は書いてなくて、みんな同じものをつけるとの事。ちゃんと順位をつけている学校も勿論あるらしいけれど、一方でそういった学校もあるようで、なんだか色々あるんだなあと、しみじみ思った。


で、ふと思ったのが、じゃあ今の子供に「ウサギとカメ」みたいな童話を読んであげるのはダメなのかなあ、ということ。あの話って、「速い=偉い」の基本的な図式ができているから、その価値観はよろしくないのかなあと思いつつ、けど最終的には「不断の努力が大切」とか「怠慢はいけない」みたいな結論だし、どうなんだろ。よく分からないけれど、童謡のほうはよろしくないだろうな。

もしもし かめよ かめさんよ せかいのうちに おまえほど あゆみののろい ものはない どうして そんなに のろいのか


出だし、こんなんですからね。きっと今の音楽の教科書には記載されていないだろうな。のんびりした調子で、のそのそと愛らしい亀の姿が想像できて、けっこう好きな童謡だったのだけれど。