冷え性予防に、豚肉のしょうが焼きをどうぞ

http://gourmet.msn.co.jp/recipe/detail.aspx/recipeid=1142/


今週の、あるあるなんちゃらで特集が組まれていた生姜。なんだか、風邪予防と冷え性予防に効果的らしいですね。見ていなかった方のためにこっそりお教えすると、生で食べる生姜は風邪予防に、火を通した生姜は冷え性予防に良いらしいですよ(煮たり蒸したりより、焼くのが効果的だそうです)。


その特集で、「火を通す生姜料理」を代表して使われていたのが、豚肉のしょうが焼きだ。


(生のしょうが料理代表は、冷奴だった。料理というか薬味じゃん、と、テレビに向かって力なく突っ込んでみたりした)


定食屋でもよく見かけるこの料理。しかし、外で食べる豚肉のしょうが焼きで、「私が作ったものより美味いなあ」と感じるものは、誠に残念ながら、あまりお見かけしない。自分で作れば、塩加減を好みに調節できるので(外食時の豚肉のしょうが焼きは、たいてい味つけが濃く感じる)、そのせいなのかなとは思うけれど。豚肉も、しょうが焼きにする時は、良い肉買うしなあ。なんだか豚肉のしょうが焼きを売りにしている洋食屋さんもけっこうあるみたいで、一度そういうところで食べてみたいなあと、ひそかに思っている。


ちなみに、豚肉のしょうが焼きには大分類として二種類あって(と個人的には思っている)、薄切り肉で作るしょうが焼きと、厚切り肉で作るしょうが焼きの二つに分かれる。薄切り肉で作る時は、豚肉をタレに漬け込まず、焼くときに肉に絡めてあげる。(上記のMSNさんのレシピのように)厚めの豚肉で作るときには、じっくりと漬け込む。漬け込む時に、漬け汁の味つけを薄めにして、生姜を多めに入れてあげると、生姜の風味がふわっと引き立ちます。漬け汁の味を薄めにした時には、豚肉をフォークとか串でつついて、漬け汁が豚肉全体にいきわたるようにしてあげると良いと思う(濃い漬け汁の時これをやると、味が濃くなりすぎるのでやめたほうがいい)。


あと焼くときに、ニンニクを加えてやると、より香り良くふくよかな味わいになり、個人的には大好きだ。さらに、火からフライパンを上げる10秒前くらいに、肉の周りに(くれぐれも直接豚肉にかけないように)少しだけごま油をたらしてあげると、気持ちの良い香ばしさも加わり、たまらなくなる。生姜とニンニクとごま油の、香りの三重奏。調理している最中にもかかわらず、あまりに素敵な香りに、くらくらっと卒倒しそうになる。


・・・忘れてた。上記のレシピには、つけ汁に「みりん」が入っていないけれど、小さじ1くらい入れたほうが、味に深みが出てよいのでは、と思う。