日々のこと 吉本ばなな

今は「よしもとばななさん」が、「吉本ばななさん」だった時の本。エッセイ集ではなくて「本」という表現を使ったのは、エッセイ集なんだか個人日記なんだか雑記帳なんだか、うまく判別できなかったから（どれも一緒なのかな、よくわかんねえや）。私は彼女の文体が好きなのだけれど、この本が発売された１５年ほど前の当時に、頑張って貯めた1000円でこれを買っていたら、いくばくかの苛立ちとやるせなさを感じたのではないかと想像する。

日々のこと

おまけ。エッセイとは。

エッセー
【(英) essay; (フランス) essai】

(１)形式にとらわれず，個人的観点から物事を論じた散文。また，意の趣くままに感想・見聞などをまとめた文章。随筆。エッセイ。
(２)ある特定の問題について論じた文。小論。論説。

三省堂さんのデイリー新語辞典より

はてなさんのキーワード解説にも載っております、「エッセイとは」。

“個人的観点から物事を論じた散文”という説明と、“意の趣くままに感想・見聞などをまとめた文章”という説明を、「また」という接続詞で結び付ける事は、かなり不自然な気がするのだけれど･･･うう、よくわかんねえ。