焼いもの人生を考えた
いもとして根付いて、いもとして育ち、ふくよかに成長する。
ある日突然根本をぶった切られて、“一つの個”として出荷される。
卸市場で落札されて、やきいもおじさんの手に委ねられ、焼かれるその日を、待つ。
ある日、ある者はごうごうと燃え盛る木炭の中に放り込まれ、焼かれる。
またある者は、バチバチとほとばしる焼石の中に放り込まれ、焼かれる。
またある者は、ガスバーナーによって火あぶりにされ、焼かれる。
どんなふうに焼かれた者も、人の中に入り、血肉となり、栄養素となる。
それが叶わなかった者は、捨てられる。どさっと、捨てられる。
そんな、焼いもの人生。
……相変わらず抽象的ですみません。「もう焼いもがいいや」と思ったもので。焼き人間なんて、何の血肉にもなりゃしない。あ、そうか、焼いても何の血肉にも栄養にもならないから、頑張って何かの為に生きるのかな。ああ、なんかもう意味不明ですね。おとなしく寝ます。