忘れないうちに書き留めておく


あまりまとまってないと思うので、とりあえず閉じておきますね…と書いてみたら、かなり長くなってしまった。すみません。




今日、2ちゃんねるを見ていて「おおっ」と思う書き込みがあったもので。


それは、「誰にも必要とされない人生なんて、素晴らしいじゃないか」というもの。誰にも必要とされなければ、シガラミなく自分の思うまま自分の人生を突き進める。なんとなくは思っていた事だけれど、実際に言葉として掲示板に書かれていたのを見たとき、自分でもビックリするくらい感じ入ってしまった。


なんだかよく分からないけれど、気づいたら「誰かの為に生きるのが大切」みたいな価値観の苗が植えつけられていて、自覚のないままそれを育てていた。本人の自覚のないまま“それ”は大きくなり、青々と繁り、甘く瑞々しい実をつけるようになった。ある時その実を、近くで弱っていた人に食べさせてあげた。そうしたら段々と元気になっていったので、嬉しくて実を食べさせ続けた。たくさん感謝もされて必要とされている事が実感でき、“それ”はもう充足感で満たされていた。


そんな日が続いたある日、その人はすっかり元気になって“それ”の元を去っていった。“それ”は後を追っかけていきたかったのだけれど、すっかりいつもの場所に根付いてしまっていた為、身軽に動く事ができなくなっていた。ぽっかりと穴のあいたような“それ”。しかしそんな時、また新たに、近くで弱っている人がいた。“それ”はすぐに実をあげようとしたのだけれど、誰に食べさせることもなく放置されていた実は、すっかりしおれて甘さも瑞々しさも失っていた。


これしかないからしょうがないかと思い、しおれた実を弱っている人に食べさせた。それでも、弱っている人は幾分元気になっているようだったので、実をあげ続けていたら、いつの間にかまた甘く瑞々しい実が生るようになった。瑞々しい実を食べたその人は、みるみるうちに元気になっていったので、“それ”はまた嬉しくてたまらなかった。


そんな嬉しさもつかの間、元気になった人はまた“それ”の元を去っていった。再びぽっかりと穴のあいたような空虚さを抱えながら“それ”は考える。これでは駄目だと。いつまでたっても、この繰り返しだと。しかし、すっかり今の場所に根付いてしまった“それ”には、じゃあどうすればいいのかが全く分からなかった。


…自分でもビックリするくらい長くなってしまった(もしちゃんと読んで下さった方いらしたら、ありがとうございます)。なんつーか、今まではそんな感じだったんですよ。で、「じゃあどうやっていこうか」ってなところを、上記で紹介させていただいた「誰にも必要とされない人生なんて、素晴らしいじゃないか」とゆう言葉が端的に示してくれている気がするのですよね。ちょいと極端すぎる気もするけれど。