ちょっと、結婚できない男を観てきました。


おい、katawa更新してるぞ!


というわけで今回は、今クール話題だったドラマ「結婚できない男」についての言及です。例によって「何故こんなに面白いのか」なんてことを書き連ねようかと。(このドラマのファンの方は)みなさま当たり前のように分かりきっていることばかりだと思うので、箇条書きでさらっと進めます。

配役が絶妙。

主役の阿部寛さんをはじめ、夏川結衣さん、国仲涼子さん、塚本高史さん等、これ以上は考えられないんじゃないかってくらい絶妙に感じました。ケンの存在がまた・・・パグの評価がぐーんと上がりそうな感じですね。

スローで普段着な演技

一話一話、登場人物たちの表情やリアクションをじっくり捉えて作られていた気がします。そのせいか、俳優さん達の演技もリラックスしたものに見え、ドラマ全体にどことなくゆったりとした雰囲気が流れていて、観ていてとても心地良かったです。

味のある“お約束”たち

金田や、コンビニ店員さんやレンタル屋の店員さんたち。彼らの桑野に対する接し方の描写で、桑野の日常がささやかに続いて、そして少しずつだけれど心情の変化があるんだということを、さりげなくうまく表現していましたね。

じれったい感

桑野と早坂先生の「言葉とは反対のことをしている」感じが、たまらなくじれったくてやきもきさせられました。「ああもう、もっと素直になりゃあいいのに!」というじれったさが手伝って、ついつい次回も見守りたく思わせてくれました。

確固たる価値観や想いから生まれた、名言の数々。

“名言”と言ってしまうと、少しおこがましい印象になってしまうけれど。桑野の名言はオフィシャルサイトさんに譲るとして、早坂先生や他の登場人物の方たちも、数々の素敵な言葉を残しています。

  • 早坂先生「お金は人と人との関わりなんです」「ほんと、あなたはしょうがないひとです」「キャッチボールがしてみたいです、あなたと」
  • 金田「愛を買うのは、一番素敵な金の遣い方」「君に似合うのを選んだだけ」
  • 英治「俺、桑野さんの部下です。桑野さんの見方です」


少し思い返してみただけでも、けっこうあります。時になるほどと共感でき、時にうーんと考えさせられ、またある時はじーんと心動かされる、素敵な言葉の数々。


・・・さらっと書くつもりが、なんだか長くなってしまいそうなので、続きは後日。ところであのラストですけど、みなさまどう思われましたか?ほんわりとしたハッピーエンドで、胸温かく観ることができ素晴らしかったけれど、これだけ完成度の高いドラマ、もし可能であれば、完結させて欲しかったなあと、すこし思いました。続編や後日談を心待ちにしたい気持ちは勿論あるのだけれど、だらだら長くされちゃうのも何だかなあって気がするし、それらが面白くなかったらドラマが台無しになってしまう気がして、ちょいとこわいのです。特番だとしても映画化だとしても、変わらず良質の作品になるといいのだけれど。