DSライトは見た目が9割 〜言及編〜

上記の限られた文字スペース上では収めきる事ができなかったので、こちらにて少々。


ニンテンドーDSライトには、ぱっと見「欲しい!」と思わせるだけの外見的魅力がある。それは、今までほとんどゲームと接点がなかった方々や、ゲーム離れして久しい大人たちも巻き込んでしまうだけの威力を持っているのだ。


幼少時代よりファミコンスーパーファミコンPCエンジンメガドライブといった家庭用ゲーム機で遊んで育ち、本来はゲームが好きで慣れ親しんでいる20代半ばから30代のおとなたち。そんな彼ら("私たち"と言ったほうがよいのだろうか)の中にも、おとなになって仕事に家庭に忙しくなってくると、ゲームどころではなくなってしまう人達が大勢いる。「ゲームなんて子供のやるもんだろ」とゆう社会的通念みたいなモノも相まって、彼らのゲーム離れは進んでいく。


そこに、この“ニンテンドーDS(Lite)”の登場だ。上記のようにゲーム離れをして久しい彼らや、今までゲームとはそれほど接点がなかったような方々でも、その話題性からDS本体をしばしば目にする事になる。そうすると、本体の鮮麗された可愛らしさに、第一印象から「いいなあ、これ」と興味をそそられる。興味が沸いてくれば、その対象物について調べようとするわけで、調べてみると、おとなにとっても興味をそそられるソフト(脳トレを筆頭に)が発売されていたり、近い将来ワンセグやネットブラウジングに対応してくれたりといった「魅力的な関連情報」を探り当てる事となる。


「好印象の第一印象により刺激された購買欲」と「その購買欲を理由づけするのに十分なだけの関連情報」が揃ってしまえば、経済力のあるおとなである、ソフト込みでも二万円程度なら、すぐにお金を出して買ってしまう。ちなみに、最初に脳トレ(に代表されるソフト)のCMや話題などに触れ、「まずは脳トレありき」の方々も大勢いらっしゃると思うけれど、その場合は「好印象の第一印象(ソフト)」と「理由づけ(魅力的な見た目)」が逆転している事もあるでしょう。


本体を買ってしまえば、それをできるだけ活用して楽しみたくなるもので、更に色々と情報を集める。すると、あんなゲーム*1やこんなゲーム*2の存在を知り、好奇心や子供心を否応なく刺激されるわけです。んで「ゲームっていいよなあ」などと、子供時代に慣れ親しんだゲームへの愛着が呼び起こされてくる…


こういった流れの中にいるおとなたちって、案外大勢いらっしゃるような気がする。おとなをも惹きつけられる見た目と話題性を持ったニンテンドーDS、改めて素晴らしいおもちゃだと思います。また、そういったコンセプトをもとに、イメージ戦略と商品展開をされている任天堂という会社、本当に「ファミコンとゆうおもちゃのプロ中のプロだな」と、心から感服いたします。